最新記事一覧
親権者からの民事訴訟手続による子の引渡請求が権利の濫用に当たるとされた例
◇2018年9月3日◇

最高裁平成29年12月5日決定(判例時報2365) 離婚後に、非親権者からは親権者変更が家庭裁判所に申し立てられ,親権者からは子の引き渡しの保全処分が民事訴訟手続で申し立てられたという事件について,最高裁の判断が示されました。 ■事案 父と
夏季休暇のお知らせ
◇2018年8月10日◇

事務所は平成30年8月13日から17日まで夏季休暇となります。お急ぎのときはメールをご利用してください。20日から通常どおりとなります。
宝くじと財産分与
◇2018年7月29日◇

東京高裁平成29年3月2日決定(判例時報2360) 結婚していたときに2億円の宝くじに当選し,当選金を原資とする財産が離婚のときまで残っていたとき,その財産の分与はどうなるのでしょうか。これが争われた裁判があります。 事案 夫婦には2人の子供
面会交流の間接強制を却下した高裁決定
◇2018年6月12日◇

大阪高裁平成29年4月28日決定(判例時報2355) ■事案 平成23年に,父と母は協議離婚し,母が当時9歳の長女の親権者となりました。母は同じ年に再婚しました。 平成24年に,父は長女との面会交流を求めて,毎月一回の面会交流を命ずる審
有責配偶者からの離婚請求
◇2018年5月8日◇
有責配偶者からの離婚が認められる条件 不貞行為をした夫や妻(有責配偶者)からの離婚請求は,基本的に認められにくいものです。自分が離婚原因を作っておいて,それで離婚したいという身勝手な行為は裁判所が認めないということです。しかし,永久に認められない