最新記事一覧
親権者を母親から父親に変更した例
◇2016年9月29日◇
離婚するときに未成年の子がいるときは親権者を決めなければいけません(民法第766条,819条)。一度親権者を決めた後に親権者を変更することも可能です。子供が小さいときは母親が親権者としてとても有利ですが、子供が小さいのに母親から父親へと親権者を変更
家裁の移送決定が取り消された例
◇2016年8月28日◇
家裁の管轄,移送が取り消された例 裁判というのは好きな裁判所で起こせるわけではなく法律で管轄の裁判所が決まっています。離婚などの家事調停事件では,相手方の住所地を管轄する家庭裁判所又は当事者が合意で定める家庭裁判所と決められています(家事事件手
面会交流の妨害と不法行為責任
◇2016年7月31日◇
熊本地裁平成27年3月27日判決(判例時報2260号) この事件はとても複雑な経過をたどっているのですが簡単に説明します。 夫と妻は平成24年10月に別居し,3歳の長男は夫,1歳の二男は妻が引き取って実家で育てていました。別居後すぐに調停が始ま
離婚後15年たってから婚姻前の氏への変更を認めた例
◇2016年6月29日◇
離婚と姓 結婚して配偶者の姓(氏)に変更した人が離婚した場合,原則として結婚前の 姓(氏)に戻ります(復氏の原則)。しかし,離婚のときに届け出ることによって婚姻中の姓(氏)を続けることもできます。つまり結婚によって姓(氏)を変えた人が離婚す
面接交渉拒否と損害賠償責任
◇2016年5月28日◇
静岡地裁浜松支部平成11年12月21日判決(判例時報1713号) 面接交渉の調停条項 ある夫婦が調停で離婚しましたが、そのときに 「妻(監護親)は夫に対し、子供と2カ月に1回、1回につき2時間ていど面接することを認め、夫からの申し出により、日