昨年末の総選挙以降、憲法改正論がよく報道されるようになりました。今回は、法律とは何なのかを書いてみます。
憲法とは何?
憲法とは、権力を制限して人権を保障することを目的とした方です。(立憲的意味の憲法です)ここでいう権力とは国家権力のことですから、憲法とは国家から国民の人権を守る法であり、国家は人権を侵害してはいけないとということを決めている法であるということもできます。つまり、憲法を守るべきなのは、国民というよりも国家なのです。憲法は国家を規制するための法なので、憲法に国民の権利ばかりが保証されていて国民の義務が少ししかないのは当然なのです。
憲法の歴史
立憲的意味の憲法はヨーロッパの中世に淵源があります「中世においては、国王が絶対的な権力を保持して臣民を支配したが、国王といえども従わなければならない高次の法があると考えられ、根本法と呼ばれた。この根本法の観念が近代立憲主義へと引き継がれるのである(芦部信喜 憲法 岩波書店)」当初は貴族の特権擁護を内容としていましたが、17~18世紀のロックやルソーといった思想家による人間は生まれながらにして自由かつ平等であり生来の権利を持っているという自然権思想の影響を得て、フランスの人権宣言、フランス共和制憲法、アメリカ独立宣言へと結実していきました。日本国憲法もその流れの延長にあります。
憲法の3つの基本原則
憲法は、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義のつを基本原則とします。国民主権とは国民が国の政治体制を決定する最終かつ最高の権威を有することです。国民の自由を守ること、すなわち基本的人権の尊重こそが憲法の存在意義です。平和主義は、平和なくして人間の自由と生存もあり得ないということです。この3つの基本原則は、私たちにとっては、ごく当たり前のことに感じます。しかし、外国の中には、日本ほどには国民の自由が守られていない国、国民に主権があるとは思えない国、内戦が続いていて普通の生活が出来ない国が今でもたくさんあります。私たちが今の体制を当たり前と感じるのは、太平洋戦争後、日本が極めて裕福な時代を続けてきたということなのです。
表現の自由は特に重要
基本的人権の中には、思想・良心の自由、信教の自由など色々な種類がありますが(人権や自由や権利という言葉は、ほとんど同じ意味であると考えてください)その中でも、表現の自由はとくに重要な人権であるとされています。それは、国民が言いたいことを言う自由こそが、国民が政治に参加するために不可欠であり、民主主義の前提だからです。
憲法改正が難しい理由
憲法は国家の権力を握った人たち(政府や与党)が国民の人権を侵略しないためのものです。もし、国会の決議だけで憲法を改正できると権力者が憲法を改正できることになり、権力を規制することができません。また、国家の基本法がすぐに変更されるのも不便です。そこで、憲法には永続性が求められ、そう簡単には改正できないようになっています。
人権は無制限か
人権(権利)はもともと無制限ではありません。人間は誰でも人権を有していますが、同時に人間はみな平等ですから、誰でも人権を主張できるけれども、他人が持っている人権を侵害することはできないということになります。自分の人権(権利)ばかり主張する人は、この点の理解が足りないのでしょう。権利があっても譲り合いが必要ということは法律というより社会常識でしょうか。
憲法改正の必要性?
立法や法改正には、その必要性を示す立法事実が必要です。必要がないことはしないのです。「こうゆう法律ができないと困る」というのが立法事実ですが、憲法を改正しないと差し迫った不具合があるわけではないので、立法事実は弱い様です。憲法改正が政治家の信念だから改正するという様に聞こえます。とにかく、憲法は国家の基本法であり非常に重要な法なので、そう簡単に改正すべきものではありません。国民が慎重に考えて決めるべきです。
私は、政治家の信念を貫くよりも日本の人口減少を食い止めるのが先ではないかと思います。国家の基本は国民です。若い人たちが正社員になれない、収入が低すぎて結婚できない、子供も作れない、そんな社会は間違っています。真面目に生きていれば贅沢はできないけれど、普通の生活がおくれる、これが社会の基本と思います。今の日本はそれが難しくなってしまいました。ギリシャ時代から、社会を安定させるためには中流階級を増やすことが必要だと言われてきました。しかし、今の日本は大金持ちと低所得者に二分されつつあります。
そして、大金持ちは自分の資産を増やす為に外国に投資するばかりで、国内で投資して日本の繁栄に貢献しようとはしません。国民を増やし、日本が生んだ富を国内で再投資して成長を図る、明治以降国家繁栄のためにしてきたことを、今再び繰り返さないといけない時期にきたではないでしょうか。
バラと農薬
数年前からバラを育てています。バラは農薬が大変と思っていました。
しかし、農薬は2週間に1回、病気になったら、毎週散布すると本にあったので、この程度なら楽だろうと思い育てる事にしました。
ところが、実際に育ててみると本には重要な事実が抜けていたことがわかりました。
つまり、ばらは必ず病気になるのです。
すぐに黒星病とうどんこ病に感染して毎週、農薬を散布することになります。
農薬散布のときは、上下雨具を着てフードを被り、マスクをして長靴をはき、手袋をします。
ここまでしないと具合が悪くなります。
この服装は梅雨自など気温が上がってくると相当に辛いものです。
風が吹かない早朝に散布するのですが、散布後そのままシャワーに直行することもよくあります。
また、同じ種類の農薬は連続散布できないので、農薬の成分を調べることも必要です。
だいぶ詳しくなりました。バラのイメージが高い剣弁高芯咲き、返り咲き性。
法律はなぜ守らなければならないのか?
法律はルールです。
どんなルールも守るべきものですが、法律は国民が自分自身で守るべきと決めたから守らなければならないのです。
学校の生徒規制は性とが守るべき規制を学校が決めたもので、ルールを決める人(学校)と国民が国会と通じて自分が決めたルールだから守らなければならないのです。
ハーレースポーツスター883L
リターンライダー(中高年になって再びバイクに乗るようになった人)になりました。
バイクの魅力は音と振動。
車なら音が静かで振動の少ないものが高評価になりますが、バイクは正反対。
そのうえ、夏は暑く、冬は寒く、耐えることが多いです。
しかし、大きなバイクで走ることがこんなに楽しいとは知りませんでした。スピードは出ないのですが、楽しさ満点です。
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